ちょいのり保険|東京海上日動の1日自動車保険

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ちょいのり保険は東京海上日動から販売されている1日自動車保険です。初めてちょいのり保険に加入する方にもわかりやすいよう、また既にリピーターとして何回もちょいのり保険を利用している方にも「なるほどな」と思ってもらえるよう、ちょいのり保険の全貌をお伝えします。

東京海上日動のちょいのり保険とは

ちょいのり保険は東京海上日動が2012年1月に販売を開始した1日自動車保険で、正式名称は「一日単位型ドライバー保険特約(包括方式)に基づき通知された自動車運転者保険」です。2017年3月8日付の東京海上日動のニュースリリースで、利用申込件数が300万件を突破したと報じられました。

東京海上日動火災保険株式会社(社長 北沢  利文、以下「当社」)は、2012年1月に販売を開始した「ちょいのり保険(1 日自動車保険)」の利用申込件数が累計300 万件を突破しましたのでお知らせします。

「ちょいのり保険(1日自動車保険)」利用申込件数300万件突破!(PDF)

このニュースリリースにも記載されている通り、ちょいのり保険は「1 日あたり500 円からの保険料で、必要なときに、必要な日数分だけ携帯電話・スマートフォンで加入できる新しい自動車保険」です。

ちょいのり保険に加入できる人

まず最初に、そもそもちょいのり保険に加入できる人の条件を確認しましょう。ちょいのり保険に加入するためには、以下の条件を満たす必要があります。

本人およびその二親等以内の親族名義の携帯電話、スマートフォンを持っている

ちょいのり保険はスマートフォンもしくは、携帯電話(いわゆるガラケー)でも手続きすることができます。携帯電話(ガラケー)、スマートフォンの対応端末は、それぞれ以下のようになっています。

携帯電話(ガラケー)の対応端末

  • NTTドコモ:FOMA対応端末
  • au:au WIN対応端末
  • SoftBank:SoftBank3G対応端末

スマートフォンの対応端末

NTTドコモ、au、SoftBankのスマートフォン

稼働確認済環境

  • Android OS 4.0~6.0
  • iOS 9.0~10.0

※なお、いずれも端末によっては利用できない場合や、端末の設定によっては正しく表示されないことがあります。

格安SIM(MVNO)では契約できない

スマートフォンの対応端末は、「NTTドコモ、au、SoftBank」と制限されていますので、いわゆるキャリア契約のスマートフォンでないと加入できません。格安SIM(MVNO)で運用している端末では加入できないということになります。格安SIM(MVNO)利用者はどんどん増えていますので、この点は早く解決してほしい部分ですね。

Wi-Fiや、テザリング接続時には手続きできない

ちょいのり保険の加入サイトにWi-Fiやテザリング接続の状態でアクセスしようとすると、「非対応端末」と表示され先に進めなくなります。ちょいのり保険サイト側で利用端末が判別されています。ちょいのり保険の利用料金が、携帯料金と合算されて請求される仕組みとなっているため、携帯電話(ガラケー)であれスマートフォンであれ、あくまでもキャリア契約でなければちょいのり保険サイトにアクセスすらできない仕様になっています。

都道府県の公安委員会が交付する日本国内で有効な免許証を保有している

自動車保険なので、免許証を保有していないと加入できないのは仕方ないですね。仮免許や国際免許では条件を満たせず加入できません。免許の種類も、普通、中型、大型運転免許証のいずれかを保有している必要があります。

18歳以上の個人

一般的な自動車保険では法人を記名被保険者とした法人契約が可能ですが、ちょいのり保険は法人名義での契約はできません。また、普通免許以上の運転免許証を保有していることが条件となっているため、普通免許の取得可能年齢である18歳以上がちょいのり保険でも制限となっています。

ちょいのり保険で登録できる車の用途車種

ここまでの契約できる人の条件を満たした上で、借りて運転する車がちょいのり保険の対象となる車かを確認しましょう。ちょいのり保険の対象となる車はの用途車種は、自家用車(普通・小型・軽四輪)と指定されています。事業用の車や、自家用車の登録であっても貨物車は登録できません。キャンピングカーなどの特殊用途自動車も登録できないことになりますね。車を借りて運転することになった場合、予め借りる予定の車の車検証や登録番号から、ちょいのり保険の対象となる用途車種かを確認しましょう。

ちょいのり保険で登録できる車の名義

借りる車が誰の名義の車なのかも確認する必要があります。ちょいのり保険では、下記の名義の車は登録できない車として指定されています。

  • 記名被保険者またはその配偶者
  • 臨時被保険者またはその配偶者
  • 法人が所有する車

ちょいのり保険で登録できない車

上記の他、ちょいのり保険で登録できない車が指定されています。

  • レンタカーおよびカーシェアリングの車
  • 車検切れの車
  • 登録を抹消している車
  • 実在していない車
  • 運転する予定のない車

ちょいのり保険の保険期間(保険責任期間)

かつてちょいのり保険では、補償期間は1日単位でした。しかし、2017年4月1日以降の契約では24時間単位で利用できるように改定されました。したがって、今では1日から7日間の間で1日(24時間)単位で設定することができます。なお、最短で利用したい場合、利用開始時刻(保険責任開始時刻)を申込手続き完了時点とすることができます。その場合の利用終了時刻(保険責任終了時刻)は、「ご利用終了日における保険責任開始時刻の応当時刻経過後の最初の整数時とする」とされています。わかりづらいですが、例えば13時35分に申込完了し利用が開始した場合で、24時間の利用であれば翌日の13時35分が「保険責任開始時刻の応当時刻」となり、「経過後の最初の整数時」は14時00分ということになります。結果的に24時間+αの保険期間となるケースも多々あり、わずかとは言え余裕をもった保険期間が自動的に設定されるのは嬉しいですね。

ちょいのり保険の契約プラン

ちょいのり保険は3つのプランが用意されています。

車両補償なしプラン

最もオーソドックスなワンコインのプランです。対人賠償保険、対物賠償保険など、万が一の事故の際の被害者に対する賠償責任はしっかりと補償されています。

車両補償ありプラン(スタンダード)

車両補償なしプランに、車両補償が付帯したプランとなります。車両補償ありプラン(スタンダード)の車両補償は支払い限度額300万円、免責金額(自己負担額)15万円の設定となっています。

車両補償ありプラン(プレミアム)

このプランが東京海上日動のちょいのり保険ならではの補償がついたプランとなります。車両補償の支払い限度額については車両補償ありプラン(スタンダード)と同じく300万円ですが、免責金額(自己負担額)が10万円に抑えられています。そして何より、弁護士費用特約が付帯し、もらい事故にあった時など弁護士に委任する場合の弁護士費用等が300万円を限度に補償されます。借りた車で事故に遭い、しかも相手と揉めて話が前に進まなくなった場合に車を貸してくれた人にも迷惑がかかる可能性があります。そんなとき少しでも前に話を進めるために、保険会社負担で弁護士に委任できるオプションがあるのはちょいのり保険の大きな魅力のひとつと言えます。

車両補償ありプランの注意点

車両補償が付帯している、車両補償ありプラン(スタンダード)と車両補償ありプラン(プレミアム)については、「利用開始日」が手続き日から7日以内の場合は選択することができません。つまり、7日以上の余裕をもって加入手続きを行わないと、車両補償ありプランは選択できないということです。もし借りた車が壊れた時のためにも車両補償を付けておきたい、ということであれば、必ず7日以上の余裕をもって手続きを済ませるようにしましょう。

参考:初めての1日自動車保険、当日手続は避けるべき3つの理由

参考:1日自動車保険には車両保険をつけるべき3つの理由

弁護士費用特約の特徴と注意点

弁護士費用特約は、「借りたお車を運転中の事故で相手方に法律上の損害賠償請求をするために負担した弁護士費用または法律相談費用に対して、1事故について補償を受けられる方1名あたり300万円を限度に保険金をお支払いします」と規定されています。どのような特徴があるか確認してみましょう。

過失割合がある事故でも使うことができる

ちょいのり保険のウェブサイトやパンフレットには「もらい事故など」と代表的な例が記載されていますが、相手方に請求するものがあるのであれば、もらい事故のような全面的な被害事故であっても、過失割合の発生するような(いわゆるお互い様の)事故であっても利用することができます。「過失割合の主張がお互いにかけ離れていて話が前に進まない」というような状況でも、弁護士委任して法的な手続きに入っていくことができるわけです。一般的な自動車保険の弁護士特約でも通常同じ考え方ですが、万が一の時には大変役立つ特約と言えます。

全面的な被害事故では特に役に立つ

一般的な自動車保険であれ、ちょいのり保険のような1日自動車保険であれ、よく「事故が起きた時には全てのケースで保険会社の担当者が示談交渉を代行してくれる」と誤認されています。この点は誤りですのでよく覚えておきましょう。保険会社が示談交渉してくれるケースというのは、簡単にいうと「被保険者(保険のかかっている人)に、事故の相手方に対して賠償責任が発生する場合」に限られます。つまり追突の被害事故など相手方が全面的に悪い事故や、お互いに動いていたとしても「相手が全面的に悪い」と主張する場合には保険会社は示談交渉について間に入ってくれません。

「間に入ってくれない」というと保険会社が冷たい対応をしているように思えますが、正確には「入ることができない」のです。そのようなケースで保険会社が示談交渉に割って入ってしまうと、非弁行為となり法律違反となります。結果的に、もらい事故のような相手方が全面的に悪い事故で揉めてしまった場合は保険会社が間に入ってくれないため、弁護士特約を付けておけば弁護士に示談交渉を任せることができて安心、ということになります。

ちょいのり保険の保険料

気になるちょいのり保険の保険料はどのような仕組みか確認しましょう。1日自動車保険は500円保険、ワンコイン保険ともよく呼ばれますが、ちょいのり保険の場合ワンコインから入れるプランは「車両補償なしプラン」です。「車両補償ありプラン(スタンダード)」は24時間当たり1500円、「車両補償ありプラン(プレミアム)」であれば24時間あたり1800円となります。

ちょいのり保険の割引制度

基本的な保険料の設定は、「車両補償なしプラン」が500円、「車両補償ありプラン(スタンダード)」が1500円、「車両補償ありプラン(プレミアム)」が1800円となっており、三井住友海上の1DAY保険で設定されているような「2回目から割引」「2人目から割引」に相当する割引制度は用意されていません。しかし、ちょいのり保険が一概に割高というわけではありません。臨時被保険者を追加する際の保険料が、実質的に「2人目から割引」が適用された割安な保険料で設定されているからです。

参考:1DAY保険|三井住友海上の1日自動車保険

ちょいのり保険の臨時被保険者の概要

もともとちょいのり保険には、運転する本人(記名被保険者)以外の運転する人を被保険者として追加することができませんでした。しかし、2017年4月1日以降の契約では「臨時被保険者」として最大3名まで被保険者を追加できるようになりました。「臨時被保険者」を1名追加するごとに「追加保険料」がかかりますが、1名追加する場合でも、3名追加する場合でも、1人追加するごとの追加保険料はプランごとに定額となっています。

  • 「車両補償なしプラン」の追加保険料:24時間あたり250円
  • 「車両補償ありプラン(スタンダード)」の追加保険料:24時間あたり750円
  • 「車両補償ありプラン(プレミアム)」の追加保険料:24時間あたり900円

以上のような保険料設定となっています。もし友人数人と交代運転で旅行に行く場合など、誰かが代表となってその他のメンバーは臨時被保険者で追加できるケースであれば、各々でちょいのり保険などの1日自動車保険に加入する場合と比べたら大幅に保険料の節約になります。「臨時被保険者の1名あたりの追加保険料の安さ」はちょいのり保険の大きな魅力のひとつといえます。逆に、1人だけで臨時被保険者の設定なく何日か使う場合や、定期的に利用するような場合であれば「2回目から割引」相当の割引制度がないちょいのり保険は三井住友海上の1DAY保険等に比べて不利と言えるでしょう。

参考:1DAY保険|三井住友海上の1日自動車保険

ちょいのり保険の補償内容

東京海上日動のちょいのり保険の補償内容についてまず知っておくべきことをいくつか挙げてみましょう。

駐車または停車中は対象外

まず「借りた車を駐車または停車中」の事故は補償の対象外となる点です。ちょいのり保険の大前提として、「借りた車を運転中の事故に対して保険金を支払う」商品であるからです。いくら便利なちょいのり保険とはいえ、車両補償ありプランに加入しても「借りた車で旅行中、食事のために飲食店の駐車場に駐車中盗難の被害にあった」というような場合では補償されないということです。また車両補償については「盗難・いたずらによって生じた損害」は対象外と明記されています。あくまでも「借りた車を運転中のリスク」に備える超短期のドライバー保険であるという認識を持ちましょう。

人身傷害保険は付保しない

今では一般的な自動車保険には基本プランでセットされることの多い人身傷害保険ですが、ちょいのり保険にはセットされていません。ちょいのり保険に付帯するケガ関連の補償としては、「搭乗者傷害特約(一時金払)」と「自損事故傷害特約」になります。「搭乗者傷害特約(一時金払)」は、借りた車を運転中の事故によって乗車中の人がケガや死亡した場合に、あらかじめ設定された額を保険金として受け取れる、という内容です。

具体的には、入院・通院日数が通算して4日以内の場合は治療給付金として1万円、入院・通院日数が通算して5日以上の場合にはケガの内容に応じて入通院給付金が支払われます。「首の捻挫(むち打ち)」の場合は10万円、足首の骨折の場合は30万円、などとケガの内容によって金額が設定されています。「自損事故傷害特約」については、電柱に衝突・崖から転落など、借りた車に乗車中の人がケガをして、自賠責保険等の請求権が発生しない場合にあらかじめ設定された額が支払われる、という内容です。

いずれにせよ、ケガに対する備えとして主流となっている、治療実費、通院交通費、休業損害、精神的損害などケガによって発生した損害を実費で支払う人身傷害保険は付保しません。1日500円からの保険料ですのでやむを得ないと考え、より一層の安全運転を心がけましょう。

ちょいのり保険の事前登録・利用申込みの流れ

東京海上日動のちょいのり保険を利用するにあたり、「事前登録」をする必要があります。あらかじめ運転者本人(記名被保険者)の情報を登録すれば、以後の利用申込みの手続きの際に入力操作の手間が一部省け、手続き時間が短縮できます。

1.専用手続サイトにアクセスする

①QRコードからURLを読み込むか、ちょいのり保険のバナーからたどる

②空メールを送信する

③お客さま情報登録へ進む

2.お客様情報登録をする

①お客さま情報登録を開始する

②お客さま情報の入力

③お客さま情報の確認

④登録完了

登録が完了すると、空メールを送信したメールアドレスに登録完了メールが届きます。

2.利用申込み

①トップページへアクセスする

②利用申込み内容を入力

3.契約成立

利用申込内容を確認し、確定ボタンをクリックすれば利用申込みが完了します。

ローソンでちょいのり保険に入れるのか?

ローソンの店頭でちょいのり保険をみかけたことがある人も多いかもしれません。セブンイレブンの店頭で加入手続き、保険料の支払いができる三井住友海上の1DAY保険のように、ローソンの店頭でちょいのり保険の加入手続きや保険料の支払いができると誤解している人も多いかもしれません。残念ながら、ちょいのり保険にローソン店頭で加入することはできません。ローソンのウェブサイトを見ると分かりますが、ローソン@ほけんセレクト「ローソンがお客様の保険選びをお手伝いいたします」と記載されています。ローソンの店舗コードを入力してちょいのり保険に加入すると、株式会社ローソンの取り扱いとして保険に加入することができる、ということです。手元の携帯電話(ガラケー)もしくはスマートフォンでネット経由で加入する必要がある点は他と変わりません。唯一、「Pontaグッズプレゼントキャンペーン」が実施されていれば、オリジナルPontaグッズがもらえるチャンスがある点は楽しみが増えてよいかもしれません。

東京海上日動のちょいのり保険の総括

東京海上日動は1日自動車保険をいち早く開発し販売開始した1日自動車保険のパイオニアです。先発して販売開始したが故の使い勝手の悪さは2017年の改定で改善され、他社商品と比べても利用シーンによっては十分に選択の価値のある商品になっています。ちょいのり保険特有の制限や仕様をよく理解した上で、上手に活用して安心のカーライフを楽しみましょう。

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