1日自動車保険でバイク、原付は対象にできるのか検証する

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若者の車離れが叫ばれて久しいですが、自動車を保有する人口が減るごとに他人の車を借りて運転する機会がますます増えています。親の車や友人の車を借りて運転する機会に役立つ1日自動車保険ですが、バイクや原付を借りて運転する時には利用できるのか確認しました。

重要事項説明書と約款(やっかん)をよく確認する

1日自動車保険ではどのような車両であれば対象となるのか、何を見て確認したらよいでしょうか。もっとも手軽なのは各商品のウェブサイトでしょう。しかしウェブサイトには基本的なことは説明されていますが、細かい規定については省略されていたり、小さく書かれていて見つけられないことが多々あります。正確な情報を確認するためには、各商品の重要事項説明書、約款(やっかん)を確認する必要があります。

重要事項説明書でバイク、原付についての記載を確認する

バイク、原付が1日自動車保険の対象となり得るのかどうか、各社商品の重要事項説明書を参照して検証してみましょう。

東京海上日動のちょいのり保険の場合

4.ご契約のお車(借りるお車)

「借りるお車の登録」画面で「借りるお車」として登録をしたお車(お車の用途・車種が自家用乗用車(普通・小型・軽四輪)であるお車をいいます。)をご契約のお車とします。

ちょいのり保険(1日自動車保険)重要事項説明書

商品詳細:ちょいのり保険|東京海上日動の1日自動車保険

三井住友海上の1DAY保険の場合

④対象となる借用自動車

記名被保険者および指定被保険者がいずれもその使用について正当な権利を有する者の承諾を得て使用または管理中の自動車であって、1DAY保険専用手続サイトで、運転される自動車として登録された次の用途車種の自動車が借用自動車となります。

  • 自家用普通乗用車
  • 自家用小型乗用車
  • 自家用軽四輪乗用車

重要事項のご説明・ご契約のしおり(約款)PDF|1DAY保険(24時間単位型自動車運転者保険)

商品詳細:1DAY保険|三井住友海上の1日自動車保険

あいおいニッセイ同和損保のワンデーサポーターの場合

借りるお車 記名被保険者および指定被保険者がいずれもその使用について正当な権利を 有する方の承諾を得て使用または管理中の自動車であって、その用途車種が 自家用普通乗用車・自家用小型乗用車・自家用軽四輪乗用車で、「借りるお車の入力」画面に記載の自動車をいいます。

ワンデーサポーター|重要事項のご説明

商品詳細:ワンデーサポーター|あいおいニッセイ同和損保の1日自動車保険

各商品の重要事項の中で、登録できる車両について記載されている部分を抜粋しました。登録できない車両の記載が続きますが、「バイク」「原付」は直接的には書かれていません。抜粋した文章の中にも「バイク」「原付」とは書かれていませんが、実はこの文章の中に答えが隠されています。どのように考えればよいのでしょうか。

1日自動車保険ではバイク、原付は登録できない

結論としては、1日自動車保険ではバイク、原付を借りる車両として登録することができません。1日自動車保険はバイク、原付利用時には使えないのですね。重要事項説明書の中で直接的には書かれていませんが、どの商品も登録できるのは「自家用普通乗用車」「自家用小型乗用車」「自家用軽四輪乗用車」の3種類に限定されていることが分かります。この3種類に該当しない用途車種の車両については全て1日自動車保険では登録できないということになります。

バイク、原付を借りる場合の代替案

1日自動車保険が使えないとなると、バイク、原付を借りて運転したい場合はどのように備えたらよいでしょうか。いくつか代替案を検証します。

ファミリーバイク特約を利用する

もし自分の自動車を持っていたり、家族が自動車を持っている場合、契約している自動車保険にファミリーバイク特約が付いていないか確認してみましょう。ファミリーバイク特約は自動車保険につけられる特約のひとつで、月々の保険料が数百円程度でつけられる人気の特約です。もしあなたがファミリーバイク特約の被保険者(保険にカバーされる人)に入っていれば、一般的には「誰の所有する車両かに関係なく」「125ccまでの二輪車であれば」補償されるという内容なので、1日自動車保険を考えるまでもありません。もし心当たりがあれば、自動車保険の保険証券を確認し、加入先の保険会社に問い合わせてみるとよいでしょう。

従来型のドライバー保険に加入する

1年契約のドライバー保険であれば、借りたバイクや原付を運転する時のリスクに備えられる商品が販売されています。全てのドライバー保険の商品内容をチェックすることはできませんが、例えば三井ダイレクト損保のeドライバー保険では、対象となる車両を下記のように規定しています。

記名被保険者がその使用について正当な権利を有する者の承諾を得て使用または管理中の自動車であって、かつ、その用途および車種が下記のいずれかであるものをいいます。

自家用普通乗用車

自家用小型乗用車

自家用軽四輪乗用車

自家用小型貨物車

自家用軽四輪貨物車

自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)

自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)

特種用途自動車(キャンピング車)

二輪自動車

原動機付自転車

借用自動車について|三井ダイレクト損保の用語集

ご覧の通り、二輪自動車、原動機付自転車が対象となることが明記されています。125ccまでというような排気量の上限があるファミリーバイク特約よりも、カバーされる範囲が広くなります。もし定期的に自動車やバイクを借りて運転する機会があるのであれば、従来型のドライバー保険も検討する価値があるでしょう。1年間の保険料は契約内容にもよりますが数万円で済み、また等級制度が採用されているため無事故で更新すると等級が上がり、割引率が上がるため保険料が安くなります。

借りるバイク、原付についている自動車保険を利用する

借りるバイク、原付に自動車保険がついている場合、運転者限定条件や運転者年齢条件がついていないか確認してみましょう。もしもあなたが借りて運転する場合にも適用される条件になっていれば、無保険状態で運転することにはなりません。ただし、万が一事故を起こしてしまい保険請求をすると、借りた車両の所有者の契約する自動車保険の等級が下がる結果、翌年度からの保険料が上がります。所有者の自動車保険をあてにする場合は、最悪の場合保険を利用させてもらうことになる旨を所有者に断った上で借りるようにしましょう。

まとめ

バイクや原付を借りる機会は、バイク好きであれば案外多いものです。仲間で集まった時に、バイクを交換した経験のあるライダーも多いのではないでしょうか。そういった機会には残念ながら1日自動車保険は活用できませんでしたが、ファミリーバイク特約やドライバー保険の仕組みをよく理解して、無保険状態にはならないよう備えることが重要です。

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