1日自動車保険とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

1日自動車保険の認知度があがり、普及してきています。ニュースで取り上げられたり、コンビニで見かけたりしてその存在は知っている、でも実際どういう商品なのかよく知らない、という人も多いのではないでしょうか。ここでは初めて1日自動車保険に触れる初心者向けに概要を分かりやすく解説します。

1日自動車保険の種類

まず、現在利用することのできる1日自動車保険にはどのような種類があるのか確認しましょう。

1日自動車保険は保険会社側としてもシステムを構築するために莫大なコストがかかるため、現状では引受保険会社ではちょいのり保険の東京海上日動・1DAY保険の三井住友海上・ワンデーサポーターのあいおいニッセイ同和損保の3社、申し込みする際のプラットフォーム別で考えた場合、セブンイレブン店頭申し込みの1DAY保険とNTTドコモのワンタイム保険として販売されているちょいのり保険を加えた5種類しかありません。

1日自動車保険は損害率が高く、損害保険会社からみてうまみのある商品ではないといわれています。そんな中でも車を持たない若年層との接点を持つための先行投資として、また無保険運転事故の縮減という損害保険会社としての使命を果たすために販売が続けられています。日本を代表する損保各社には引き続き販売を継続してもらいたいところです。

各商品の詳細については、下記の記事を参考にしてください。

参考:ちょいのり保険|東京海上日動の1日自動車保険

参考:1DAY保険|三井住友海上の1日自動車保険

参考:ワンデーサポーター|あいおいニッセイ同和損保の1日自動車保険

参考:ワンタイム保険|NTTドコモの1日自動車保険

1日自動車保険は車を借りるときの自動車保険

まず1日自動車保険は車を借りるときの自動車保です。通常の自動車保険は車ごとに契約しますが、1日自動車保険は人にかける自動車保険です。人にかける自動車保険として以前から販売されているドライバー保険の一種になります。

「車を借りるときの」という部分が実は重要で、「借りた車」とはいえない「契約者本人名義」「配偶者名義」の自動車を運転するケースでは申し込みできません。またよく誤解されている部分としては「レンタカー」「カーシェアリング」で利用する車は申し込みができません。「法人名義」の車も同じく申し込みできません。1日自動車保険は車を借りるときの自動車保険で、対象になる車には条件がある、ということをよく覚えておきましょう。

なお、申し込みできる契約者の名義について、また対象として登録できる車の種類については、下記の記事も参考にしてください。

参考:1日自動車保険に本人名義や配偶者名義の車で加入できるか検証する

参考:1日自動車保険で法人名義の車は対象になるのか検証する

参考:レンタカーやカーシェアリングで1日自動車保険は登録可能か検証する

参考:1日自動車保険でバイク、原付は対象にできるのか検証する

1日単位の保険期間

1日自動車保険はその通称通り、1日(24時間)単位で契約することができます。1度の申し込みで最大7日間まで指定することができます。通常の自動車保険や従来のドライバー保険は1年契約が基本となります。車を借りる頻度が高くない場合、1年契約のドライバー保険に加入するのは少し気が進みませんよね。また、自分が車を借りて運転するなんて想像もしてなかったけど急遽1日だけ借りざるを得なくなった、ということもあるでしょう。保険期間が1日から設定できるという便利な点が、1日自動車保険がここまで普及した大きな要因であることは間違いありません。

1日500円から加入できる

1日自動車保険は1日(24時間)の補償で保険料は500円からと手ごろです。従来のドライバー保険は1年契約で年間数万円の保険料となるのが一般的です。それを1日たったの500円から加入できるなんて便利ですよね。

1日(24時間)で500円の最低限のプランの他に、各社とも車両補償をつけたプランがあります。車両補償をつけても1日1500円ないしは1800円で加入できます。万が一1日自動車保険を利用するような事故が起きた場合、借りて運転していた車も壊れてしまうことが多いでしょう。その費用を現金で払う余裕と覚悟があれば500円の最低限のプランで十分でしょう。もしその点が不安であれば、1日あたりプラス1000円程度なので車両補償をつけない手はありません。従来型のドライバー保険では車両補償をつけることはできない点も考えると、多少の上乗せで車両の補償もつけられるという部分は1日自動車保険の強みと言えるでしょう。

なお、各社商品とも車両補償つきプランを選択したい場合、責任開始時刻(補償がスタートする時刻)の7日前までに事前登録と申込手続きをする必要がありますので、車両補償をつけたいと考えている場合には余裕を持って手続きをしておきましょう。1日自動車保険の車両補償つきプランの詳細は、下記の記事をぜひ参考にしてください。

参考:1日自動車保険には車両保険をつけるべき3つの理由

スマートフォンで簡単に手続き可能

1日自動車保険はスマートフォンから簡単に申し込み手続きができます。最短で、手続き完了時点から補償開始することができます。従来の保険申込の手続きから比べると劇的に簡単ですよね。保険代理店や保険会社の店舗に行って説明を受けながら紙の申込書に記入したり、電話で担当者とやり取りしたりする必要もありません。保険代理店や保険会社の窓口の営業時間が終了していて、申込手続きができなかったという事態も起こり得ません。24時間365日、インターネットの申込専用サイトからいつでも必要な時に申し込み手続きができます。

なお、申し込み手続きができる端末には各社とも条件があります。NTTドコモ、au、ソフトバンク(Y!mobile含む)の3社のキャリア契約で、かつ契約者本人名義の端末である必要があります。つまり格安SIM(MVNO)を使用しているスマートフォンからは契約ができませんし、親名義であるなど自分以外の名義の契約となっている端末では申し込みができないということです。この点は各社規定に細かな違いがあり、東京海上日動の「ちょいのり保険」はフューチャーフォン(いわゆるガラケー)からの申込も可能です。また親名義の端末であっても、事前登録や申し込みは親名義で行った上で子供を被保険者(保険のかかっている人)として追加して利用するという手もあります。各社商品の規定や仕組みをよく理解した上で、1日自動車保険を利用できるかどうか検証してみるとよいでしょう。

なお、格安スマホ、格安SIM(MVNO)への各社対応状況については、下記の記事を参考にしてください。

参考:格安スマホや格安SIM(MVNO)で1日自動車保険は利用可能か検証する

コンビニ窓口でも手続き可能

スマートフォンで簡単に申し込みができることが1日自動車保険の大きな特徴であり、便利な部分ですが、ガラケーや格安SIMを使っているなどの事情で申し込み手続きをあきらめそうになった人もいるかもしれません。そんなときに役立つのが、コンビニ窓口での申し込みです。三井住友海上の「1DAY保険」に限られますが、セブンイレブンの窓口で申し込み手続きをすることができます。ネット予約を行った上で予約コードを取得し、マルチコピー機で申し込み手続きを行い、レジで保険料を支払う、という流れです。セブンイレブンに行かないと手続きができないとはいえ、格安SIM(MVNO)利用者でも1日自動車保険を利用できる仕組みが提供されているのは素晴らしいですね。

参考:1DAY保険|三井住友海上の1日自動車保険

保険料は携帯代と併せて請求

セブンイレブンのレジで支払う場合を除き、キャリア契約のスマートフォンで申し込みをした1日自動車保険の保険料は、特段の手続きをしなくても携帯代と併せて自動的に請求されます。クレジットカードの情報を登録したり、銀行引き落としの用紙が送られてきたり、払込票が届いて後日結局コンビニのレジで支払ったりなど、一般的な保険に加入した時のような煩雑な支払手続きは必要ありません。利用してから携帯代に併せて請求が来るまでタイムラグがありますので、忘れたころにいつもより高い携帯代の請求がきても驚かないようにしましょう。

1日自動車保険の活用例

さて、1日500円からという手ごろな保険料で便利に使える1日自動車保険の概要はつかめたでしょうか。ここでは実際にどんなシーンで活用できるか、具体例を考えてみます。

・実家を離れて大学に進学し、一人暮らしの大学生。友人の車で2泊3日の旅行に出かけることになった。友人の車の任意保険でカバーされているから大丈夫とは言ってくれているが、いざ自分が運転していて事故が起きた場合は自分の保険で対応したい。

・久々に実家に帰省した社会人。実家の車を使おうと思ったところ、車にかけている自動車保険は限定条件をつけていて補償されないと判明。もしも事故を起こしたら全額自己負担に。

・普段は全く車には乗らないものの、引越で荷物を運ぶために1日だけ友人から車を借りることに。友人の自動車保険の条件がどうなっているか分からない。もし補償される内容だったとしても、友人の自動車保険の等級が下がっては友人に迷惑をかけてしまうから、自分で保険は用意しておきたい。

まとめ

ほんの一例ですが、自分の名義では無い車にたまたま乗ることになった、というシーンで1日自動車保険は重宝することがお分かりいただけたでしょう。ちょっと数時間借りるだけだから・・・と無保険状態であることに目をつむってハンドルを握ることのないよう、当面車を借りる予定が無くとも、1日自動車保険の事前登録まで済ませておくことをおすすめします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*